茶家(ちょか)とは薩摩地方独特の呼び名で、土瓶・急須の事。焼酎を楽しむ事に特化した物を通称、黒茶家(くろぢょか)、白茶家(しろぢょか)と呼びます苗代川は元々火に強い陶器の産地で、その中からより火に強い粘土を選び荒木陶窯の黒茶家(くろぢょか)は作られています
黒茶家に常温の焼酎6:お湯4(お好みの割合で)を入れたり、水で割った物を温めていただくことができますが、おすすめは一晩以上割り水*した焼酎を黒茶家に7〜8分目位(多く入れすぎますと温まった後に斗出しますので注意)入れ、弱火にかけ2〜3分温めます。沸騰させずに蓋を開けると焼酎の香りと湯気が立ち上るくらいで火から下ろすタイミングです(この時、黒茶家自体が熱を持っています。火から外しても沸騰する事がありますのでやけどに注意)
IHは非対応ですが、ラジエントヒーターでしたら4分くらいでしょうか
電子レンジは、つる(持ち手)の部分に鉄の芯が入っていますので燃える危険性がありますので使用しないで下さい
”炉”に固形燃料を入れての使用をお勧めしております
前述しましたが、黒茶家は保温性が高く、火からはずしてもしばらく熱いので火傷や噴き出しに注意し、テーブル等に置く際は、なべ敷きなどをご利用ください
*割り水 焼酎6:水4もしくは、自分のお好みの割合でミネラルウォーターで割り一升瓶に入れて置きます。3日〜1週間程度寝かしておくと焼酎の味がまろやかになるといわれますが、一晩でも味の変化を楽しめます
焼酎を楽しむための遊び道具として広まったお猪口・盃のことで、底には小さい穴があいたものと穴無しのものがあります。
穴があいたそらきゅうは、この穴を指で塞いで焼酎を酌み交わすのですが、底に穴が空いているので途中で飲むのを止めると焼酎がこぼれてしまいます。
飲み干さないとテーブルに置けないように三角錐の形をしていますそらきゅうという名は、「そら!」と注がれた焼酎を「きゅっと」呑むことからつけられたと言われています